低温調理はじめました。
こんにちは。管理人です。
仕事が忙しかったのと
日記に書きたいことをずっと考えてたら
123日も経ってしまいました。
(90日以上更新の無い日記につく広告がついててショックだったのも事実)
ゆ月記になりかけていたのでゆ年記になる前に
更新します。
先日家族から
「誕生日プレゼントに真空低温調理機って欲しい?」と聞かれました。
真空低温調理機って学校の給食管理実習で使ったけど。。。
これ?
調味料と素材を入れて真空調理をしてくれる機械。
当時、興味は無くはなかったものの、当時の考えは
料理はガスを使って「高圧・高温」ないしは「とろ火でじっくり何時間も」
という考えがあったのと
実際実習では筑前煮を作ったけど味は染みてるものの、
ガスでぐつぐつ煮たほうがはるかに美味しいよな…れんこん硬いし。
という不穏な空気に包まれた。
そして何より値段…15諭吉様位するんだけど買ってくれるのだろうか…
ともやもやしながら聞いたら、上記の低温真空調理機ではなく
どうやら最近家庭で手軽に低温真空調理ができる機械があるらしい.
フランスで流行りの調理法を普及させようとクラウドファンディングやら
メディアやらで取り上げられているらしい。
なんかおしゃれじゃないか?
実際、クラウドファンディングとかテレビを殆ど見ないので
存在自体知らなかった我が家に
突然最新の調理器がやってくることになった。
例えると石器時代に棒で文字を書く事に勤しんでいた原始人に
Macbook proを携えたスティーブ・ジョブズが挨拶に来たようなものだ。
原始人なら原始人なりに丁重にもてなさなければ…
というよくわからない義務感に駆られる。
そうして我が家にAnovaさんがやってきた。
手にするまでトリセツがフランス語だったらどうしようと悩んでいたが
普通に日本語だった。どうやらAnovaさんは日本語堪能らしい。
さてここで原始人のもてなしを始めることとする。
原始人といえば肉ということで、ローストビーフを作ろうと思う。
ここで忘れてはいけないのは
私は感覚は原始人でも管理栄養士という職業だったということだ。
衛生面も気になるところなので、食品衛生の点については後にまとめることとする。
【材料】 2~4人前
・牛肉 300g (赤身のお肉がおすすめ)
・塩 小さじ1/2 (2g 肉の重さの0.7%)
・砂糖 小さじ1/2 ( 〃 )
★オリーブオイル 大さじ1
★にんにく 1かけ
★生姜 1かけ
★レモン汁 or ワインビネガー大さじ1/2
★黒コショウ(粒) 10粒
~以下ローストビーフソース~
・にんにくすりおろし 1かけ分(チューブで3センチ位)
・玉ねぎ 小1/2個
・大根おろし 5センチ分
〇醤油 大さじ3
〇みりん 大さじ1
〇砂糖 大さじ1
【器具】
Anova、20センチ位の深さの容器、水、包丁、まな板
ジップロック、ストロー、フライパン、箸、ラップ、アルミホイル
【作り方】
1.塩と砂糖を混ぜて、肉の表面にすりこみ15分位おく
2.ニンニクと生姜は皮をむいて薄切りにする
(この時にソース用の玉ねぎもみじん切りに、大根もすりおろして水を切っておく)
3.ジップロックのような密閉できる容器の中に★をすべて入れて、
1の肉を入れる
4.ジップロックの口の端にストローを差し、ギリギリまで空気を抜く。
5.Anovaを60℃で3時間に設定し、温める。
6.フライパンを熱して、肉の表面を中火で1分ずつ焼く。
(※この時に低温調理で使った肉汁はソースに使います。捨てないで!)
7.温かいうちに焼いた肉をラップに包み、更にアルミホイルに包んでおく
ソースを作ります。
8.肉を焼いたフライパンを中火で熱し、すりおろしにんにくと玉ねぎ、大根おろし、〇の調味料と真空調理に使った肉汁を入れて軽く温める。
10.出来上がり!
余談ですが、肉をAnovaさんで調理するときに卵も入れてみました。
黄身の凝固温度(65~70℃)と白身の凝固温度(58~80℃)の差を利用して
温泉卵が出来ました。殻を割る前に振ると殻の内側に白身が残るのを防げます。
こちらもおいしくできました♪
まだ試作が必要ですが、火の管理をせずにいろいろ調理できる点は利点だなぁという次第です。
食品の衛生に関しては次回に書きます。